<母子殺傷>38歳被告、改めて無罪主張 札幌で第5回公判(毎日新聞)

 07年9月に起きた北海道後志管内蘭越町の母子殺傷事件で、強盗殺人罪などに問われた上川管内南富良野町、無職、渡辺勇一被告(38)の第5回公判が23日、札幌地裁(辻川靖夫裁判長)であり、被告人質問が行われた。渡辺被告は改めて無罪を主張し、「(本当の)犯人が憎い。(被害女児が)かわいそう」と述べた

 渡辺被告は事件当日夕、被害母子と一緒にいたことを認めているが、札幌市内で別れたとし、「車から降ろした後は見ていない」と話した。当日夜、妻に渡した現金については「仕事で以前に稼いだへそくりが30万円前後あった」と説明した。

 一方、22日までの公判に検察側証人として出廷した少女と女性が「執拗(しつよう)に現金を要求された」「事件現場に2人で行ったことがある」と証言したことについて、渡辺被告はいずれも否定した。「犯人を前提として取り調べを受けた」と道警の捜査手法を非難した。

 3月1日に検察側の論告求刑、3日に弁護側の最終弁論などが行われ、結審する見通し。【水戸健一】

【関連ニュース】
蘭越・母子殺傷:被害女児「男がママを殴った」と証言
蘭越の母子殺傷:事件直前に「現金要求」 証人尋問で少女が証言 /北海道
蘭越の母子殺傷:携帯電話会社員ら出廷 位置情報記録など証言 /北海道
裁判:蘭越町母子殺傷裁判 被告が無罪主張 札幌地裁
裁判:蘭越母子殺傷事件で、被告が無罪主張 札幌地裁

薬局駐車場、5、6人はねる=女性運転の乗用車−広島・福山市(時事通信)
<五輪ジャンプ>個人メダルは遠く…葛西、団体戦にかける(毎日新聞)
粉飾決算の疑い検証へ=日航問題でPT設置−民主(時事通信)
<薬事法違反>バイアグラ広告送付容疑で逮捕 新潟県警(毎日新聞)
劇団ふるさときゃらばんが破産=全国各地で公演、負債6億円(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。